『食の豆々知識』 Vol.236 ブロッコリー
ブロッコリーが指定野菜へ。
最近ニュースでそんな話題をよく耳にします。
農家さんも大喜び、と...。
え?指定野菜って、そもそも何?
とういことで、今回はブロッコリー。
● そもそも指定野菜とは
野菜の中でも、消費量が多く、国民生活上の重要度が高い品目として位置付けている野菜のこと。
これまでに、キャベツや大根など14品目の野菜が指定されています。
ここに、2026年から、ブロッコリーが加わることとなりました。
新たな指定野菜の追加は、なんと1974年以来、50年ぶりだそうです。
この指定野菜を毎年作っている大規模な産地を国は「指定産地」とし、指定野菜の価格が下落した際などに、指定産地の農家さんを助成する制度が設けられています。
なので、農家さんも喜んでいるんですね。
● ブロッコリーがなぜ入ったの?
多くの野菜の生産量が減量する中、ブロッコリーはここ10年で、生産量が3割増。
農林水産省は、国民の重要性が増したとブロッコリーの追加を決定した訳です。
この生産量増加の背景には、品種改良などによるおいしさのアップや、品種の増加などもありますが、なによりも、他の野菜と比べ、ビタミン類はもちろん、鉄分、カルシウムなどのミネラル、更にはたんぱく質も含まれる、と、話題となったことがあります。
● 細長いブロッコリーもある
ブロッコリーは、世界で90種類以上あると言われています。
最近、よく見かけるのが、細長い茎が特徴の「スティックセニョール」。
茎もアスパラのような食感でほんのり甘く、また、この大きさもありお弁当などに人気です。
これ以外にも、ケールと組み合わせて作られたちょっと苦味のある「アレッタ」や、とげとげの角のような形が特徴の「ロマネスコ」、栄養価が高いと一時大人気となった「ブロッコリースプラウト」など。
もちろん、カリフラワーもブロッコリーの一種で、カリフラワーの新種には、お花のような「カリフローレ」も。
そういえば、鶏むね肉とブロッコリーだけが入ったお弁当があるらしい。
そして人気らしい...。
え?
毎食、鶏むね肉とブロッコリーで飽きないんですかね??
まずは、今普通に生活できることをありがたく感じ。