フードビジネストレーナーの岩本留里子です。
今月は、ダメ店長から学びたいと思います。
今日まで様々な店長に出会いましたが、なかには店長がこんなことでいいの?と考えさせられるようなダメ店長にも多く出会いました。
「なかなか長く仕事を続けてくれる人がいないから」「責任を与えれば、意識が変わるかも」と、こんな理由で、実力・実績がない人を店長にしてしまう経営者にも責任がありますね。
そもそも店長の実力がついてから店長にするべきで「店長になれば、それなりになるだろう」等、希望的観測で店長に任命するものではないはずです。
結果、裏切られるケースが多発するわけで、今回はその典型的なパターンをあげてみました。
店長になってはいけない人が店長に・・・あぁ・・・。
だめ店長の行動パターン
皆さんは、まさか、この項目に当てはまることはありませんよね?
このなかで、パターン1と4について一言。
私の経験したデパ地下 惣菜店の店長は、「時間を守らない(毎日のように遅刻1時間以上はあたり前)」「身だしなみが悪く汚い」等々で、スタッフも遅刻やドタキャン・身だしなみを守らない人が出てきました。
その為、まじめに働くスタッフに負担がかかるという構図が出来上がり、いい人材が辞めてしまう、お店の悪循環の始まりです。
なぜ、時間を守らないといけないのか?
身だしなみを守る必要があるのか?
このことが根本的に理解できていないダメ社員が店長になったことで起きる現場混乱は大きな損失です。
なぜを守らないといけないのかを再確認してみましょう。
●なぜ時間を守らないといけないのか?
時間を守ることは約束を守る、守らせること、スタッフとの信頼関係を構築する一歩。
●なぜ身だしなみを守らないといけないのか?
身だしなみを守るというのは店ごとにルールとなっているはずです。
ルールは守るのが基本のキです。
身だしなみは常に清潔感を演出し、お客様に良い印象を与えるサービス業の大きな武器ですから守るのは当然ですね。
具体的効用は・・・
店舗経営に必要な知識・技術のみならず、本人の人間性と仕事に取り組む姿勢や熱意に感化され人は動くのです。
部下はあなたが店長だから動くのではありません。店長があなただから動くのです。店長には求められる3つの信頼があります。
①お客様からの信頼
②従業員からの信頼
③会社からの信頼
時間やルールを守ることによって3つの信頼を得ることが、店長としての第一歩です