KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』  Vol.18

新年明けましておめでとうございます。

2013年がスタートしました。 

さて、年も明けた本年度、皆さま方はこの1年の展望、計画や目標などの考えを実行開始されていると思います。

いま一度、繰り返しになる事でも初心に戻る事が必要ではないかと思っています。

忘れていませんか?

顧問先や指導店舗でよく見かける、更衣室やパントリーに掲示してある数々の訓示や指導書きがありますが、いつの間にかただの貼り紙になっていませんか?

スタッフに尋ねると意味合いが、まったく伝わっていないケースがよくあるようです。

もう一度、その意味をしっかりと周知徹底しましょう。

一例ですが、「サービス原則5S」です。

・Smile(スマイル)

お迎えのいらっしゃいませから始まり、接客中、お見送りのありがとうございましたまで、欠かせない事ですね。

・Speed(スピード)

全ての作業をあと一分一秒短縮を大切に考え、お客様をお待たせしない事です。

・Smart(スマート)

いつでもお客様に見られているステージの上に立っているのです。

ハキハキ、きびきび、スタスタですね。

・Study(スタディ)

何事にも、素直に耳を傾けて、吸収し自分を向上していきましょう。

商品知識や流行の食材に敏感に察知して商品開発などに生かしましょう。

・Sincerity(シンシアリティ)

お客様はもちろんの事、同僚にも誠意を持って付き合っていきましょう。

おもてなしの心を持つことが大切ですね。

この5つの“S”はプロフェッショナルなおもてなし、サービスの提供をする為の必要最低限の“5S”です。

接客の5Sとともにお店づくりに必要な5S(整理・整頓・清潔・清掃・躾)を足して“10S”で皆が気持ち良く働ける環境を整え、楽しい気持ちをもってお客様をお迎えできるよう基本に戻って今年も頑張りましょう!!