『食の豆々知識』 Vol.225 ホワイトチョコレート

2/14はバレンタインデー。

みなさま、チョコレートもらいましたか?

昔(?)は、バレンタインデーは女の子が男の子に告白する日と言われていて、その日にチョコレートを渡して告白し、次の月の3/14、ホワイトデーにクッキーやキャンディを返して返事をするものだと思っておりました。

返事1か月も待たされるんかい笑。

今は、ほぼそんなことも言われなくなり、バレンタインは、友チョコ、自分チョコが主流になっている気がします。

義理チョコ文化もなくなりつつありますね。

毎年、夫が会社などで頂いたバレンタインのお返しを私が用意していたのですが、今年からはなし。

「会社として、やめにしたんだ」と言っておりましたが、まさか、ただ全くもらえなかった訳じゃないですよね?笑。

そして、「ホワイトデーってホワイトチョコレート返すんだっけ?とか、ホワイトチョコレートってなんで白いの?チョコレートなの?」と...。

ということで、今回はホワイトチョコレートのお話。

 

● チョコレートは何でつくられるの?

まずはチョコレートから。

チョコレートの原材料は「カカオ豆」です。

コーヒー豆に似て言いますが、別物です笑。

これをローストして細かく砕き、皮を取り除き、すり混ぜて液状にしてから固めたものがカカオマスです。

製菓材料店などでたまに見かけることもあるかと。

カカオマスは、カカオ分100%のチョコレート。

これに、砂糖やミルクなどを加え、カカオ分が70%や45%などと表示され売られています。

ちなみに、カカオ分はカカオニブ、カカオリカー、カカオマス、ココアバター、ココアパウダーの合計の使用量です。

上記で、外皮を取り除いた状態が、カカオニブ、液状になったものがカカオリカー、そしてカカオニブから、脂肪分だけを取り出したものがココアバター、残ったものがココアパウダーです。

合計なので、カカオマス70%、砂糖30%を合わせたチョコレートはカカオ分70%になりますし、カカオバター40%、ココアパウダー30%、砂糖30%でもカカオ分70%のチョコレートになってしまいます。

 

● ホワイトチョコレートはなんで白いの?

さて、ではホワイトチョコレートに移ります。

簡単に言えば、カカオ豆の茶色い成分、カカオパウダーが入ってないからです。

ホワイトチョコレートは、上記でも書きました、カカオニブから取り出したココアバターと砂糖、乳製品でつくります。

チョコレートの定義は、「カカオ分が全体の35%以上。または、ココアバターが21%以上かつカカオ分と乳固形分の合計が全体の35%以上(他にもありますが)」とあるため、ホワイトチョコレートも、「チョコレート」と名乗れるんです。

バレンタインは、もともとは「キリスト教の恋人のためのお祝いの日」で、愛する人(家族も含む)に贈り物をし、一緒に過ごすものでしたが、日本では、お菓子メーカーさんたちによって、なぜか「チョコレートをしかも女性からあげる日」となってしまいました。

ホワイトデーも「そのお返しをしよう」と、こぞって宣伝したため、チョコレートに限らず、クッキーやキャンディ、マシュマロなどをお返しする日となったようです...。

そして、市場調査のアンケートによると、ホワイトデーのお返しは、お菓子だけではなく、ハンカチやアクセサリーなど、小物をつけるのが主流だとか...。

いろいろ大変です...笑。