『食の豆々知識』 Vol.226 竜眼肉
先日スーパーで、薄茶色のちょっと固そうな皮に包まれた果物を見つけました。
ライチかな?と思いましたが、ライチほど皮がごつごつしていなく、ライチよりちょっとだけ小さいような...。
値札に書いてある名前は、「ロンガン」。
ロンガン?...
薬膳の食薬でもある竜眼だ!と気づき、ついつい1ネット(30ヶくらい)買ってしまいました...。
今回は、そのライチ似の果物、「竜眼肉」について。
● どんな味がするの?
見た目は、ライチのような薄茶色の皮で包まれた丸い実です。
つるっとした皮をむくと、これまた、ライチのような白っぽい半透明な、ぷりっとした果実がでてき、中心には、真っ黒な大きめの種が入っています。
この種が、竜の目のようだ、ということでこの名が付いたとか。
ライチに似ていますが、ライチほどさわやではなく、少々薬膳的なちょっとクセのある味がします。
● 旬とかあるの?
中国南部や、台湾などでよく食されていますが、日本に入ってくるのは、乾燥されたものがほとんど。
先日、冷凍になっているものに出会いましたが、生は初めて。
しかし、本当の竜眼肉の旬は7~8月...
らしい...。
沖縄や鹿児島で、生産されているようで、ここからの仕入れが他の国からよりかなり早かったようです。
● 薬膳的効能
竜眼肉は、薬膳の「養血類」に属します。
血を補う手助けをしてくれると言われています。
また、滋養強壮作用があると言われ、虚弱体質や産後などの気力、体力が弱っている時の回復にいいと言われています。
身体を温める働きもしてくれますが、食べ過ぎると身体の内熱の状態を招きやすいため、気をつけることといわれます。
そしてただいま、ベランダにて、竜眼乾燥中。
皮をむいて、種を取って、干していますが、なかなか乾燥しない...。
もう少しがんばってみます。