石田義昭の【飲食店 繁盛ダネ!】その八十二
東京ではサクラが満開になり、近くの青山墓地もヒトがでて賑わいを見せています。
毎年ここのサクラのトンネルを散歩するのが恒例なので、今年も出かけました。
ただやはり何かが違います。
東北大震災の影が多くのヒトの心を沈みがちにしているためでしょうね。
例年行われている花見の宴も今年はありません。
自粛ということのようです。
海外では自粛という言葉にあてはまる自国語がほとんどないようで、マスコミは《JISYUKU》と伝えてその様子を報道しています。
日本人の美徳から発生した単語が知られることは嬉しいことですが、こんなことがキッカケでは喜べません。
ましてや自粛のせいで経済活動が停滞し、二次災害としての不景気が表面化すれば我々飲食業界は大打撃です。
さすがにマスコミは最近普通に過ごすこと、被害のなかった人達は元気に励むことが被災者の方々のためになるという論調になっていますので、全体の普通化は期待していいでしょう。
ただ徐々にお客様は戻ってくるでしょうがその先を見なければと・・・
『夏に向かっての飲食店』
飲食店にとって世間が普通になることはありがたいのですが、待ち受けるもうひとつの難題が《計画停電》ですね。
冷凍庫や冷蔵庫の食材はどうするのか、エアコンの効かないラーメン屋や鉄板屋、焼肉屋、まぁ飲食店全般想像しただけで引きますね。
照明はロウソクにしてキャンドルサービスのようにムードでこの時期乗り切った店はありますが、この先はいくつかの対策、アイデアを考えておかなくてはなりませんね。
FBA の仲間が寄せてくれたアイデアや社会貢献の工夫がいくつかありますのでここにあげておきます。
エアコン温度の高めの設定・調理場照明間引き・アイドルタイム店閉め・休憩室は普段から扇風機など
まだまだ非常事態としての取り組みが大事ですね。
〔陽はまた昇る〕
大丈夫です必ず、いい日が来ます。
辛抱そして頑張りましょう