石田義昭の【飲食店 繁盛ダネ!】その225

「アハハ!何歌っても70点いかないわね。

普段、私が鼻歌やめてって言うのわかるでしょ。」

新型コロナ感染の流行が気分的に収まる中、3年ぶりにカラオケボックスに奥神様と足を運びました。

今更ながら歌手という職業の方々の偉大さが感じられたのでした。

「ちっ!オイラはプロじゃないんだから、いいんだよ。

でもおかしいなあ、スナックやクラブでは、誉められるんだけどなあ。

機械がおかしいんじゃないか?」

「褒めるのもサービスなのよ、わからないの?」

「ちっ!方向音痴も歌音痴もオイラの個性だ。」

「欠点を個性、個性って、えらそうに言う人、あなただけだわ。」

「自覚しているってことっ!」

「あら、今度はキレてる。」

「・・・、練習しよ。」

人間の個性は大事ですね。

人様から本当に好まれる個性を創る努力をしないと人間関係がうまくいきません。

飲食店も好まれる個性づくりが大切なのかもしれません。

皆さんのお店の個性は・・・。

 

【飲食店の個性を考えよう】

3月を迎え、新型コロナ感染の流行は、収まってきて、人々の心の中には安心感が広まり、徐々に飲食店へのお客様の足も戻り始めていますね。

「だいぶお客様が戻って来た気がします。

その分、人手不足が問題ですが、お客様が戻って来る喜びの方が大きいです。

売上もほぼコロナ前と同じ状態にまで回復してきました。」

といった声を聞くと、何年も客足が鈍いことが続いていたので、私も本当に嬉しく感じます。

ですが、対症療法でこらえてきた店は別として、この3年間、店売りで、売上を落とさず、頑張っていた店も少なからずあるわけで、それなのになぜ、自分の店は売上を落としたのかを考えなくてはなりません。

ここからが肝心で、V字回復を実現する店の条件は、ズバリ個性がとびぬけている店と言えるのではないでしょうか。

では、個性とは何でしょうか。

飲食店の個性は、顧客にとって魅力的であることが重要です。

個性とは、その店が提供する料理、サービス、雰囲気などの要素を通じて、他の店とは異なる独自の特徴を持つことを指します。

お客様は、新しい体験や味わいを求めて、他の店とは異なる飲食店を選ぶのです。

そのため、店が自分たちの個性を明確にし、それを強みとしてアピールすることが、集客向上につながる可能性があります。

飲食店の個性を表現する方法はさまざまですが、例えば以下のような要素が挙げられます。

料理の特徴:地元の食材や調味料を使った料理、独自の味付けや調理法、オリジナルのメニュー構成など

サービスの特徴:ホスピタリティの高いサービス、オリジナルのサービス内容やコンセプト、顧客の要望に柔軟に対応する姿勢など

雰囲気の特徴:独自の内装デザイン、音楽や照明の演出、店舗の場所や風景を活かしたアウトドア席など

これらの要素を組み合わせて、我々は自分たちならではの個性を表現することができます。

ただし、個性を強調しすぎると、顧客に受け入れられない場合もあるため、バランスを考えながら表現することが重要です。

まだ、手を付けていない皆さんがいたら、遅くはありません、是非動き始めていただきたいと思います。

以前にも書きましたが、これから新規の店が姿を現すという景色が加速してきます。

新参者に負けてはいけません

頑張りましょう。

ではまた。