石田義昭の【飲食店 繁盛ダネ!】その226

「毎日、毎日、洗って、干して、畳んでよく文句言わずにできるねえ。」

「こまめに洗濯することで気持ちよく過ごせるんだから、洗濯好きよ。

あなたもやってみれば?」

「あ、いいです。

君の楽しみ奪うわけにはいかないので。」

「あら、掃除や料理も面倒だけど、やりがいを感じることもたくさんあるわよ。

やってみたら?」

「あ、いいです。

ほかに楽しいことあるんで。」

奥上様がエライなあと思うのはホントの気持ちですが、どうしてイヤイヤではなく家事が楽しめるのでしょう。

飲食店の従業員も、そんな心持ちで働いてくれたらと思う方は多いのではないでしょうか。

 

【飲食店で楽しく働くシステムを考えよう】

コロナ感染が鎮まる中、お客様の動きも以前の状態に戻りつつありますね。

我々の業界もようやく本来の活況が見え始めてきました。

同時に人手が必要な状況があるわけですが、極端な人手不足が問題になってきました。

せっかくの雇用を定着させるためには働く方の気持ちを安定させるシステムが必要になってきています。

そのことを考えながら少し調べてみたところ、次のような取り組みが見えてきました。

1. ジョブローテーションシステム

従業員がレストラン内のさまざまなポジションをローテーションすることで、飲食業界における多様なスキルを習得できます。

これにより、従業員はモチベーションが高まり、仕事への楽しさが生まれるのでしょう。

2. フレキシブルシフトシステム

従業員のスケジュールを柔軟に調整することです。

従業員が互いにスケジュールを調整し合い、自分のスケジュールに合わせて働くことができるようにすることです。

責任者がシフト作りに追われるより、彼らに任せてしまいましょう。

3.クリエイティブなミーティング

従業員が定期的にミーティングを行い、アイデアを出し合う場を設けることです。

これにより、従業員はチームワークを高め、飲食店の業務を改善するアイデアを生み出すことができます。

この時経営者は参加しないほうがいいですね。

4.社内コンテスト

従業員がアイデアを出し合い、最も優れたアイデアを決めるコンテストを開催することです。

これにより、従業員は競争心を高め、業務を改善するアイデアを生み出すことができそうですね。

5.教育プログラム

従業員が飲食業界の専門知識や技術を学ぶことができる教育プログラムを提供することができます。

これにより、従業員はスキルを向上させ、自信を持って業務に取り組むことができますし、経営者の気持ちが理解できるようにもなりそうですね。

それぞれの飲食店に合った内容を導入することでスタッフのモチベーションアップを図り、生産性向上につなげられたらいいですね。

頑張りましょう。

ではまた。