石田義昭の【飲食店 繁盛ダネ!】その228

「ねえねえ、今日お友達と駅前のカフェに行ったんだけど、テーブルにQRコードが置いてあったのよ。

それで、お店の人にご注文はこちらのQRコードからお願いしますって言われたの。
ちょっと焦っちゃった。」

「あ、QRコードはだね、スマホでスキャンして・・・。」

「説明はいらない、できたわよ。
簡単だったもの。

どんどん世の中変わっていくのね。
そのことをちょっと言いたかっただけ。
あなたの講義はいらないわ。」

「飲食店もDX化を進めるところが増えていて、QRコードもその・・・。」

「はい、はい了解です~う。
パスタおいしかったぁ~。」

「・・・。」

奥神様が言うように、利用するお客様がストレスを感じることがないように、顧客満足度アップさせるのが、DX(デジタルトランスフォーメーション)化の本質ですが、さてさて、皆さんのお店ではDX化の対応は・・・。

【飲食店のDX化対応について考えよう】

飲食店のDX化とは、デジタル技術を活用して、システムを再構築し、顧客満足度や業務効率を向上させることです。

コロナ禍から現在に至るまでにおいて、飲食店のDX化は人手不足の解消、非接触でのサービス提供、集客力の向上などのメリットを実現してきています。

DXを推進して、売上を伸ばしたり、コストを削減したりと、生産性を高めて成果をあげる飲食店も増えてきていますね。

飲食店のDX化を始めるためには、以下のステップを踏むことが大切です。

まずは、現在の課題を洗い出すことから始めましょう。

飲食店が抱える課題は、売上向上、利益の向上、集客不足改善、人手不足解消、予期せぬ事態の対応など、様々ですが、自分の店舗にとって最も重要な課題は何かを明確にする必要があります。

そのためには、現状の売上や利益、顧客数や客数、来店頻度や注文傾向などのデータを分析し、強みや弱みをしっかり把握して、改善点や目標を設定することが大切です。

そして、現状の課題を把握したら、それに応じたデジタルツールを選定する必要があります。

デジタルツールには、キャッシュレス決済、予約管理システム、顧客台帳システム、集客販促ツール、モバイル・テーブルオーダーシステム、タブレット端末、配膳ロボットなどがあります。

ただし、最初から大規模な変革を目指すのではなく、決済やシフト管理などの取り組みやすいところから始めることがおすすめです。

例えば、キャッシュレス決済やモバイルオーダーなどは、導入コストも低く、顧客満足度や業務効率にも大きな効果が期待できるデジタルツールです。

また、シフト管理や予約管理などは、クラウドサービスやアプリなどを利用することで、簡単にデジタル化できる業務です。

このように、取り組みやすいところから始めることで、DX化のメリットを実感しやすくなり、次のステップに進むモチベーションも高まります。
頑張りましょう。

ではまた。