コラム

KAZU石田の『飲食店現場の眼-小さな気づき-』

2025年7月8日

Vol.165 迷惑行為、誰が止める?

こんにちは!7月になりました。

梅雨入りと聞いた後、まるで真夏のような各地で、異常さを感じるのは私だけではないでしょうね。

熱中症で倒れる方のニュースが流れるたびに〈今年は梅雨なし〉とつぶやく私です。

皆様、熱中症対策万全に!

さて、暑さの中、最近はカフェに入ることが多くなりましたが、今回はそのカフェで遭遇したお話です。

そのカフェは誰もが知る店で安心して過ごせることが前提の場所ですから、躊躇なく入店したのです。

アイスコーヒーを一口飲んだところに新規のお客様が二人入ってきました。

二人とも薄いサングラスをかけ、黒づくめの服装で、一人は靴先から全体をプラダでまとい、もう一人がロエベで出来上がりの、かなり目立つ出で立ちでした。

「あれっ」と思ったのは、二人がそれぞれ距離の離れた席に座ったことでした。

理由はその後すぐわかりました。

二人は、おもむろにパソコンを開き、それぞれがリモートで顧客とレッスンを始めたのです。

店内の近くに座っていた多くの人が、話声でその様子に気づき、驚く表情の方、嫌な顔をする方、もちろん私も〈なんなんだ、こいつら!〉と心で叫びました。

そんな空気の中、二人は顧客に栄養と筋肉の付き方を延々と語り続けるのでした。

すると、一人また二人と席を変わるお客様が現れ、その中の一人はパントリーに向かい店の従業員に状況を説明しています。

さてさて、どうなるかと半ば興味が出てきた私は静観です。

(店の対応を見てみたかったので)

ところが店は一向に動きません。

とうとう、業を煮やした一人のお客様が立ち上がり、ヘッドホンをしてオンライン通話をしているプラダの若者のテーブルをたたき、“やめろ”のゼスチャーです。

若者はようやく会話を止め静になりました。

しょうがないなぁの表情はありましたが、謝罪はありません。

もう一人のロエベの方には、別の男性が近づき、肩たたきをして、振り返ったロエベにうるさいと伝えていました。

〈やれやれ、ヒーローが現れたから解決したけど、店は何をやっているの〉というのが私の感想です。

店内でオンライン会議を始めるお客様がいた場合は、スタッフが丁寧に、「恐れ入りますが、他のお客様のご迷惑となりますので、お電話やオンライン会議はご遠慮いただいております。

ご理解のほどお願いいたします」と、落ち着いたトーンで注意の声をかけるのは常道です。

お客様に解決させるなんてもってのほかです。

そこから大きなトラブルになる可能性もあるからです。

まあ、そんなことが起きないように、事前のルール明示することも大事ですね。

「店内での通話・オンライン会議はご遠慮ください」といった掲示を入口やメニュー表に明記しましょう。

アイコンや簡潔な言葉で伝えるのも効果的です。

しかし、カスハラなんて言葉が騒がれる今は、非常識なヒト、困ったヒトが増えている時代なのです。

我々はそれに対応する術も持たなければならないのですね

ホント、大変ですが頑張りましょう。

お客様の笑顔を創りましょう。

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