2025年5月14日
Vol.249 プロパ

少し前から、Z世代たちが「タイパ」「タイパ」と発しておりました。
「タイパ」がいい、と。
初め、「タイパ?タコパ(たこ焼きパーティ)じゃなくてタイ(料理)パーティか?」と思ってしまった私ですが笑。
実は、「タイパ」は「タイムパフォーマンス」の略。
それに続き、今、「プロパ」なる言葉が出てきています。
今回はその「プロパ」なる話。
● まずは「タイパ」から
もともと「コスパ」という言葉がありました。 「コスパ」は「コストパフォーマンス」の略。 コスパは、かなり前から使用されており、すでに市民権を得ているように思います。
コストに見合うパフォーマンスがでているか、という考え方です。
「¥〇〇で、この量?」や、「¥〇〇でこれができるの?めっちゃ安!」ってやつです。
それに対し、近年注目を浴びるようになったのが「タイパ」、「タイムパフォーマンス」です。
これは、かけた時間に見合うパフォーマンスがでているかという考え方。
ショート動画がいい例で、手軽に自分が得たい情報だけを収集することができる、ということです。 もともとショートになっている上に、さらに早送りで見てたりします笑
食でいえば、栄養価の高い食品や完全食など。冷凍食品などももちろん「タイパがいい」商品ですね。
● そして「プロパ」って?
「プロパ」は「プロセスパフォーマンス」の略。
女子栄養大学の客員教授・山下智子氏がつくった略語で、「2024年の食市場トレンド予測」において第1位にあげているトレンドキーワードです。
「時短」を求めることと、じっくり時間をかけたいことの二極化が鮮明になっていて、中でもプロセスを楽しみたいという欲求が大きくなっています。
プロセスを満足感のあるパフォーマンスに昇華できるか否かが、プロパの価値を決めるとのこと。
参考:2024年食市場のトレンド予測「HITキーワードBest10」より抜粋
「コスパ」や「タイパ」を意識しながらも、一部では何か自分の手を加えたい。
「ていねいな暮らし」のSNSのフォロワーが多く、憧れがあったり、オイシックスの料理キットが人気だったりすることもそういうことなのでしょうね。
タイパがタイパーティの略かと思ったり。 プロパはプロパガンダの略かと思ったり。 (これはそれでもちょっとがんばってる方な気がする笑)。
息子や娘たちが話している、「あたおか」「バ先」などなど...。
日本語が難しくなってます...。
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