コラム

井上奈々子の『食の豆々知識』

2026年1月15日

Vol.257 こんにゃく

あけましておめでとうございます。 本年もよろしくお願い申し上げます。

年末に姪っ子がうちに来てくれて、娘と一緒におせち作りを手伝ってくれました。 手綱こんにゃくを作りながら、その時の2人の会話が…

「こんにゃくって何からできてるの?」 「魚とか?」 「さ、さかな?」 「かまぼことかと一緒じゃん?」 「え?くずきりとかと一緒じゃないの?」 「...。」

いえ2人とも違います...。 こんやく芋という芋からできてます...。

ということで、今回はこんにゃくの話。

 

● こんにゃくって何からできてるの?

こんにゃくは、こんにゃくというサトイモ科の野菜の加工食品です。

元々は、こんにゃく芋を生のまますりおろし凝固剤(石灰水など)を加えて茹でて作っていましたが、今は、こんにゃく芋を乾燥させ粉状にした「精粉」を使用することが主流です。

精粉をしようすると、こんにゃくが白く仕上がるため、昔ながらの色を出すために、海藻などを加えます。

一周回って、近年は生のこんにゃく芋を使用して作ったこんにゃくが見直され、「生こんにゃく」として売っていたりします。

昔ながらの、というやつですね。

 

● こんにゃくの形は四角い?丸い?

型に流し込み固めてつくる板こんにゃくと丸めて作る丸こんにゃく(玉こんにゃく)。

地域の違いや、好みによるもので、使い方に違いはありません。

白か黒も、生でつくると黒っぽくなり、精粉でつくると白っぽくなる、また、海藻を加えてつくると黒っぽくなる、という違いであり、こちらも使い方に特に違いはありません。

ちなみに、つきこんにゃくは、板こんにゃくをところてんのように押し出して切ったもの、糸こんにゃくは、固める前の糊上の時に穴に通しながら茹でたもの(板こんにゃくを切ったものを糸こんにゃくと呼ぶこともあります)。

関東では、糸こんにゃくよりも更に細く通したものを「白滝」と呼んでいます。

関西では、「白滝」はあまり見かけません。

おでんは、ちくわぶと白滝が大好きなんですが、関東にしかないんです...。

こんにゃくが何者なのかは知らなかった姪っ子と娘ですが、おせちの手綱こんにゃくは、もう何もいわなくても完璧に作ってくれました。

ただ、こんにゃく好きな2人、手綱が煮ている間にほどけると、全部なかったことに、と試食していくため、できあがりはかなり少なくなります...。

そういえば、こんにゃくは、ルパン三世に出てくる五右衛門の斬鉄剣が唯一切るのが苦手なもの。

生のこんにゃく芋のアクが強いからなんですかね...?

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