コラム

井上奈々子の『食の豆々知識』

2026年3月11日

Vol.259 よもぎ 

ここ何年か、春になると「あつこ」という友達と、「あつことななこのよもぎとあんこ」という語呂から決めたようなワークショップをおこなっておりました笑。

あつこさんという方が、子供のころからよもぎを摘んでおだんごなどを作っていたということで、実家のそばの河原から摘んできたフレッシュなよもぎを使用し、草もちとよもぎ茶の作り方を。

私が無農薬の小豆を使用しあんこの作り方を。

教えてみんなで一緒につくって食べるワークショップ。

あんこを煮たことがない、煮てみたいという方の希望から始まったワークショップでしたが、フレッシュなよもぎを使ったことも見たことすらないという方も多く、結構人気でした笑。

先日、うちのJK(女子高校生)が、「お母さん、よもぎカフェ行こうよ」と。

よもぎ専門店のカフェができたらしく、それがかわいくて人気だとか。

気にしてみると、よもぎがスーパーフードとして海外で話題となり、日本でもインバウンド効果なのか、よもぎを使用したカフェやフードが話題に。

時代は、よもぎらしいです...。

ということで、前置きが長くなりましたが、今回は「よもぎ」の話。

 

● よもぎって野菜なの?

よもぎは、キク科の多年草。河原や道端、アスファルトの裂け目からも生育する野草で、春に芽吹く新芽はやわらかく、栄養価の高い緑黄色野菜です。

香りがよく、薬効もあるため、「ハーブの女王」とも呼ばれています。

夏を過ぎると葉は固くなり、力を蓄えたよもぎは、薬草として使用されます。

 

● よもぎってどうやって食べるの?

よもぎはあくが強いので、春の新芽のやわらかい葉の部分をたっぷりの熱湯で茹で(重曹を入れる場合も)、水にさらしてよくあくを抜きます。

草だんごや草もち、炊き込みご飯(沖縄のジューシーなども)などが昔から伝わるよもぎの食べ方でしょうか。

採りたてのやわらかい葉は、そのまま天ぷらなどにもできます。

このあく抜きしたものを乾燥した市販品は、湯で戻して使用します。

春を過ぎ、固くなってしまった葉は、そのまま乾燥させ、お茶やよもぎ風呂などに使用します。

 

● よもぎは漢方薬?

クロロフィル(葉緑素)やビタミンンA、B2、K、鉄分、食物繊維...などを多く含み、栄養価の高いよもぎは、漢方では、艾葉(がいよう)と呼ばれる生薬です。

代表的な漢方薬では、芎帰膠艾湯(きゅうききょうがいとう)に使用されています。

特に温経止血剤として、冷えによる出血、月経不調、腹痛などに用いられ、血行促進やデトックス効果も高く、温活や美容にも使われます。

流産予防(安胎)剤でもありますが、逆に妊婦、妊娠の可能性のある方の使用には注意が必要です。

JKが飲みたがっていたのは、よもぎ茶をミルクとシロップで割った、きれいで美味しそうな冷たいドリンク。

おいしそうではありますが、薬膳効果は期待できなそうな...笑

でも、今度飲みにいてみようっと。

よもぎブームを受け、またワークショップやろうかな笑

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