このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
                ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
              プチ薬膳~夏バテ防止に~
              
              
              
                プチ薬膳~夏バテ防止に~
                豚の甘酢生姜焼き 250.0kcal 塩分2.1g
                梅雨の湿気がたまった、だるい状態のまま、夏の暑さにまいってませんか。
                  のどが渇いて、冷たいものを飲み過ぎていませんか?
                  食欲不振や、疲れ、足がだるいなどの症状はありませんか?
                  今回は、豚の生姜焼きを、新生姜の甘酢漬け(ガリ)を使用し、夏らしくさっぱりと仕上げました。
                  中医学的にいうと、豚肉は、身体に必要な水分(津液)を作ってくれる食材。栄養学的にも、ビタミンB1が豊富で疲れに効くと言われています。
                  玉ねぎは、気をめぐらせてくれるので、夏バテした身体には最適です。玉ねぎのアリシンは、ビタミンの吸収率をあげてもくれます。
                  夏は、冷たいものを飲みすぎたり、身体を冷やす食材をとりすぎたり、また、クーラーに当たりすぎたり、と逆に身体を冷やしてしますことも多いので、注意が必要です。
                この夏は、生姜も入ったこれで決まり(笑)。
 
              
                <豚の甘酢生姜焼き>
                生姜の甘酢漬けは、爽やかな香りの新生姜がでまわるこの時期に作っておくと、便利です。
                (材料)…豚肉 100g、玉ねぎ(スライス) 50g、新生姜の甘酢漬け* 30g、レタス 30g、
甘酢(新生姜の漬け液) 15cc、酒 15cc、醤油 15cc、なたね油 10cc
            *新生姜の甘酢漬け:新生姜を薄くスライスし、水にさらす。さっとゆがいてふり塩をし、水分をとばした上、甘酢(酢100cc、水100cc、砂糖45g)に漬ける。
                
                
                  - フライパンに、なたね油を熱し、豚肉を焼き付ける。色が変わったら、玉ねぎを加え、炒める。
- 玉ねぎが透明になったら、調味料と新生姜の甘酢漬けを加え、煮からめる。
- 器に、レタスとともに盛り付ける。
 
              こちらもおすすめ…。追加するなら…。
              
              
                <フルーツトマトのすり流し>
                あま~いフルーツトマトのピューレに辛みを少々入れて食欲増進に。トマトは、津液を生じ、渇きをうるおいてくれる食材です。
(材料 4人前)…フルーツトマト 4ヶ、青唐辛子 1本、昆布だし 100cc、塩 適宜、EVオリーブオイル 少々、
粉青山椒 少々
 
                  - フルーツトマトは湯むきし、一口大に切る。青唐辛子は、種をとる。共に、昆布だしに加え、ひと煮立ちする。ジューサーにかけ、塩で味を調え、冷蔵庫で2時間以上冷やし、落ち着かせる。
- 器に盛り付け、EVオリーブオイルをたらし、青山椒の粉をちらす。
<焼きもろこしとみょうがのごはん>
                何度もお伝えしているかと思いますが、とうもろこしは、利尿作用があると言われています。
みょうがは、香りがよく、身体を温めながらむくみを取り除いてくれます。下半身がだるい、むくんでるなどの症状がある方は、こちらがおすすめ。 
(材料 2~3人前)…米 1合、はと麦 大1、とうもろこし 1/2本、みょうが 1本、昆布だし250cc、塩 適宜、
酒 少々
 
                
                  - とうもろこしは、直火であぶり、焼き目をつけてから、粒をほぐす。みょうがは、芯をとり、斜めにスライスし、さっと水にさらす。はと麦は、1晩浸水しておく。
- 炊飯器に、研いだ米、浸水させたはと麦、とうもろこしの芯、昆布だし、塩を入れ、普通に炊く。
- 炊き上がり5分前に、焼きとうもろこしの粒、みょうが、酒を加え、更にむらす。炊き上がったら、切るようにまぜ、器によそう。
 
              マクロビオティック、グルテンフリー、低アレルギーメニュー
              (卵・乳・麦・落・そば・えび・かに不使用)
              甘麹ココナッツアイス
			  
              
              
                甘麹ココナッツアイス (卵・乳・麦・落・そば・えび・かに不使用)
                砂糖のとり過ぎは、アレルギーを悪化させます。 
玄米と麹から作った甘酒の素、甘麹を使い、アイスクリームを作りましょう。
今回は、生姜ジャムを加えて、パンチをちょっと効かせました。フルーツソースなどをかけても。 
  (材料)…甘麹 100g、ココナッツミルク 100g、生姜ジャム* 大1、ミント
*新生姜をスライスし、同量のはちみつを混ぜ、3時間ほどおく。水分が出てきたら、蓋のできる土鍋などで弱火でコトコトと煮、レモン汁を適量加え、最後にフードプロセッサーにかける。これは、炭酸で割って、手作りジンジャーエールにも。
 
                
                  - 甘麹とココナッツミルク、生姜ジャムをミキサーにかける。冷凍庫で、途中何度か混ぜながら、凍らす。
- 器に盛り付け、ミントを飾る。