このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
                ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
              プチ薬膳~冬の養生ごはん~
              
              
              
               プチ薬膳~冬の養生ごはん~
				   豚ほうれん草のほうとう かぼちゃクリーム仕立て
                冬は、身体を養うのに最もよい季節。
                  中医学では、春、夏、秋で消耗される「気・血・津液」のもとを、冬にしっかりと貯蔵しましょう、と考えます。
                  この貯蔵がしっかりとできないと、骨や関節の痛みや、心臓・脳血管などの発病率があがったり、また、口やのどが乾燥し、インフルエンザなどのウイルスをもらいやすくなったりします。
                  今回は、かぼちゃをつぶしながら加え、更に生クリームを足してマイルドに仕上げたほうとう。
                  かぼちゃは、「気」を ほうれん草は「血」を 豚肉やクリーム、ごまは「津液」を補う食材です。
                身体を温め、この冬も元気に乗り切りましょう。
               
              
                <豚とほうれん草のほうとう かぼちゃクリーム仕立て>
                かぼちゃは少量の水で蒸すように茹で、先につぶしておくと、甘く、またなめらかに仕上がります。別に蒸して、つぶしたものを加えても構いません。具材は、少し焼き付けると、冬においしいそうな色に仕上がります。 
               (材料)…豚ばら肉 80g、かぼちゃ 200g、ほうれん草 100g、長ねぎ 1/2本、だし 600cc、みそ、
みりん 各小2、醤油 少々、生クリーム 大1~2、黒ごま(すったもの) 大1
                 
                
                  - 
                    豚ばら肉は、厚めにスライス。かぼちゃは、飾り用に3枚くし切りにし、残りは、皮をむいて適当な大きさに切る。ほうれん草は、茹でて、5cmの長さに、長ねぎは、白髪ねぎにしておく。
- 
                    土鍋に豚ばら肉と飾り用のかぼちゃを並べ、弱火~中火にかける。焼き色がついたら返し、両面焼き色がついたら、取り出しておく。
                  
- 同じ鍋に、皮をむいたかぼちゃと、ひたひたのだしを加え、ふたをして火にかける。かぼちゃがやわらかくなったら、つぶし、残りのだしを少しずつ加えてのばす。一度沸騰させたところに、ほうとうの麺を加えて、10分煮込む。
- 豚ばら肉と飾り用のかぼちゃを加えて更に2分煮込んだら、みそ、みりん、醤油、生クリームを加えて味を調える。最後にほうれん草、白髪ねぎをのせ、黒ごまをふる。
 
                            追加するなら…。
              
              
                <くるみとぎんなんの山椒揚げ>
                くるみとぎんなんも冬に最適な食材。素揚げして食感よく、山椒塩で血をめぐらせます。
                (材料)…ぎんなん 10粒、くるみ(生) 5粒、塩・和山椒 少々、揚げ油 適宜
                 
                
                  - ぎんなんは、殻を割り、むく。
- フライパンに1cmほど揚げ油を入れ、火にかける。ぎんなんとくるみを入れて、転がしながら揚げ焼きする。
- 塩・和山椒をふる。
<七味唐辛子のチーズガレット>
                カリカリのチーズのガレットを七味唐辛子風味に。七味唐辛子は、和の漢方薬。身体を温めて、気をめぐらせてくれます。ほうとうに入れてもおいしい。
                (材料)…パルメザンチーズ 小1×3、七味唐辛子 適宜
                 
                
                 - フライパンにパルメザンチーズ小さじ1を広げ、上に七味唐辛子をふる。弱火にかけ、チーズが溶けてカリカリになったら、取り出す。
 
			  マクロビオティック、グルテンフリー、低アレルギーメニュー
				  (卵・乳・麦・落・そば・えび・かに不使用・大豆使用)
              ほうれん草のクリスマスパンケーキ
              
              
				ほうれん草のクリスマスパンケーキ
                米粉のパンケーキに、ほうれん草を加え、ツリーの形に。豆乳を少し泡立てて加えることで、ふわふわなパンケーキに。
                 (材料 1台分)…米粉 50g、片栗粉 10g、ベーキングパウダー 3g、なたね油 10g、豆乳 70g、
ほうれん草(茹でてしっかり水を切った葉の部分) 30g、砂糖* 15g、塩 少々、
ココナッツミルク 50㏄、砂糖 小1、いちご2ヶ
*砂糖はお好みで。てんさい糖でもきび糖でも。粒が粗い場合は、粉砕し、細かくしておく。
                 
				
                  - ココナッツミルクは、冷蔵庫で冷やした後、コーヒーフィルターなどでゆっくりと水気を切る。砂糖を加えて、ハンドミキサーで泡立てる。
- 豆乳とほうれん草は、ミキサーにかける。米粉と片栗粉、ベーキングパウダーは合わせてふるっておく。
- ボウルになたね油を入れ、スプーン1杯くらいのほうれん草入りの豆乳を加え、ハンドミキサーで撹拌し、乳化させる。残りの豆乳と、塩少々を加え、更に泡立てながら、砂糖を3回くらいに分けて加えていく。
- ③に①のふるった粉類を加え、へらなどで、すばやく切るように混ぜ合わせる。
- フライパンに、スプーンで④の生地を落とし、弱火で焼く。空気が出てきたら、ひっくり返す。生地は2種類の大きさで焼くとよい。
- ⑤のパンケーキと①のココナッツミルクホイップを交互に重ね、ツリーを組み立てる。いちごを飾る。