このコーナーは消費者の高まる健康志向のなか、飲食店で提供する「体が喜ぶ健康的なメニュー」にスポットをあて、
                ダイエット、アンチエイジング、アレルギー対策・美肌効果・骨粗しょう症対策、冷え性対策など様々なテーマでのメニューを毎月お届けします。是非、元気になるお店創りにお役立てください。
              プチ薬膳~夏の養生ごはん~
              
              
              
               プチ薬膳~夏の養生ごはん~
				   食欲不振、夏バテに 夏のスパイススープカレー
                急に暑くなり、冷たいものをついつい摂りすぎていませんか?
                		冷たいものは、胃腸の温度を下げ過ぎてしまい、胃腸機能の低下につながります。
                		夏にカレーが人気なのは、スパイスには、健胃効果や消化促進、食欲増進などの効能があるため、身体が勝手に求めているんですね。
                		今回は、特に、胃腸を元気にしてくれるスパイスを中心に、クーラーなどで身体が部分的に冷え切ってしまっている状態を改善してくれる、夏野菜たっぷりのスープカレーを作りました。冷たいものを飲むのとは違い、夏野菜は、胃腸を冷やすことなく、身体のこもった熱を取り去ってくれます。
                		スパイスを上手に取り入れて、胃腸を元気にしてくれる料理で、後半の夏を乗り切りましょう。
              		ただし、辛すぎるものは、逆に胃腸を傷つけ、また、身体から熱をだし、体力も消耗してしまうので、ご注意ください。
               
              
                <夏のスパイススープカレー>
                鶏肉は健胃効果が、豚肉は汗などで少なくなっている身体の潤いを補ってくれます。お好みのものをお使い下さい。
               (材料4人前)…鶏手羽元 8本(小さければ12本)、にんじん 小4本、たまねぎ 小4ヶ、玉ねぎ 中1ヶ、トマト 1ヶ、にんにく・しょうがペースト 各大1/2、コリアンダーパウダー 大1、クミンパウダー 大1、ターメリックパウダー 大1、カイエンペッパー 小1/2、ガラムマサラ 小1、乾燥バジル 大2、夏野菜(パプリカ、オクラ、ズッキーニ、なす、など) 適宜、塩 適宜、なたね油 大2、水またはブイヨン 1ℓ
                 
                
                  -  手羽元は、塩小1をよくもみ込み、20分ほどおく。にんじんは、縦半分に切る。小の玉ねぎは、上下を落とす。中の玉ねぎはみじん切り、トマトもさいの目くらいの大きさに切る。
- 鍋に、①の手羽元、にんじん、小のたまねぎを入れ、水またはブイヨンを注ぎ、火にかける。沸騰したら、アクをとり、弱火で40分煮込む。
- フライパンに、なたね油を熱し、①のみじん切りにした玉ねぎを入れる。強火でまわりに焼き色がつくまで炒めたら、蓋をして弱火にする。たまにかき混ぜながら、しんなりするまで炒める。
- ③の玉ねぎが、じっくり炒まったら、にんにく、しょうがペーストを加える。香りがたったら、②の刻んだトマトを加え、つぶしながら、水分が飛ぶまでよく炒める。トマトの水分が飛んだら、更に、スパイス類(コリアンダー、クミン、ターメリック、カイエンペッパー)を加えて、炒める。
- ②のスープを少しずつ加え、10分煮込み、ガラムマサラとバジルを加え、塩で味を調える。
- 夏野菜は軽く素揚げ(揚げ油は分量外)し、スープで煮込んだ手羽元、にんじん、たまねぎの表面を焼き付け、器に盛り付け、⑤のスープを注ぐ。
 
                            追加するなら…。身体のたまった熱を取り去りましょう。
              
              
                <スパイスレモンンライス>
                緑豆やサフランは、身体の熱をとる食材です。レモンは、汗のかき過ぎを押さえてくれる夏に最適な食材。
                (材料 2人前)…米1合、緑豆 大1、ピーナッツ 大1、カルダモン 2粒、サフラン 極少々、レモン 1/2ヶ、塩 小1/2弱、なたね油 大1
                 
                
                    - 米は研いでザルに30分、あげておく。緑豆は、1時間水に浸け、吸水させておく。ピーナッツは適当に砕いておく。レモンは、飾り用の輪切りを2枚とり、残りはしぼっておく。
- 米を普通に炊く。
- フライパンに緑豆を加え、弱火で炒める。緑豆がはじけてきたら、なたね油とくるみ、カルダモンを加え、更に弱火で炒める。香りが出てきたら、火を止め、サフランと塩を加える。サフランの色がでたら、②の炊き上がったご飯と合わせ、最後に、レモン汁を加える。
- 器に盛り付け、レモンを飾る。
<ゴーヤのスパイスチップス>
                ゴーヤは、身体の熱をとる最高の食材と言われています。
                (材料)…ゴーヤ 1/2本、にんにく・しょうがペースト 各小1、ターメリック 少々、ガラムマサラ 小1/2、
              		塩 小1/2、片栗粉 大2、揚げ油
                 
                
                 -  1.	ゴーヤは、薄く輪切りにする(ワタのまま)。種は取っておく。にんにく・しょうがペースト、ターメリック、ガラムマサラを合わせ、30分おく。
- ①に塩と片栗粉をまぶし、180℃の油で、カリッとするまで揚げる。
 
			  マクロビオティック、グルテンフリー、低アレルギーメニュー
			  		(卵・乳・麦・落・そば・えび・かに・上白糖不使用)
              麹抹茶アイスと麹ココアアイス
              
              
				麹抹茶アイスと麹ココアアイス
                麹アイスを抹茶味とココア味で。甘麹だけなのにこのおいしさ!この夏はぜひ。もちろん、バナナやブルーベリーなど凍らせたフルーツを加えてもおいしいですよ。
                 (材料)…生米麹 200g、水 200ml、ココナッツオイル 大2、ココア 大1、抹茶 大1
                 
				
              -  甘麹を作る。生米麹に70℃の湯を混ぜ、炊飯器などで60℃をキープしたまま、5時間おく。
- ①をバットなどに広げ、凍らせる。
- ココアは、極少量の湯(分量外)で溶き、ココナッツオイル大1を混ぜ合わせる。②の半量の甘麹と共にフードプロセッサーにかけ、器に盛り付ける。
- 同様に、抹茶も作り盛り付ける。
 *甘麹のできにより、甘さが変わります。甘みが少ない場合は、メープルシロップなどを加えて下さい。